初期費用 | 月額費用 (最安値換算) |
定期自動作成 |
---|---|---|
無料 | 980円 | 対応 |
無料トライアル | マルチデバイス対応 | 問い合わせ |
30日間(延長あり) | なし | メールフォーム |
※ 2020年10月現在
boardの概要
boardは個人・中小企業向けに特化したクラウド見積書作成ツールです。しかし帳票の作成管理だけではなく、CRM・SFAの基本機能も付随されており、中小企業向けの複合型ビジネスツールとしての利用が可能です。
複合型ツールとしては価格は抑えられており、比較的安いコストでの運用が可能となっています。
作成可能な帳票は、『見積書』『発注書』『発注請書』『納品書』『検収書』『請求書』『領収書』『見積依頼書』『支払通知書』と様々なタイプの帳票に対応しており、『合計請求書』の作成にも対応しています。
各帳票は帳票単位ではなく、『案件単位』にて管理されるため、新規帳票の発行や状況確認が非常にスムーズに行えます。
各種会計ソフトとの連携も可能で、現在は freee・MFクラウド会計・弥生会計・弥生会計オンライン・勘定奉行に対応しています。
プランは、4種類提供されており『Personal』『Basic』『Standard』『Premium』から選択可能です。いずれも個人・中小企業向けのプランとなります。
boardは2014年がらサービスの提供を開始しており、運営期間はまだ6年と長くはありません。しかし常に利用ユーザーの声を反映し、積極的に改善のアップグレードを行うなど、ユーザーに寄り添った運営にも非常に定評があります。
テンプレートデザイン
boardのテンプレートは基本の4種類が用意されており、メインカラーを変更することができます。テンプレートのデザインは、いずれもスタイリッシュで洗練されたデザインです。
また有料アドオンの『書類デザインエディタPro』を使用することにより、テンプレートの細かな微調節が可能となります。
boardの特徴的な機能
こちらの項目では、boardの特徴的な機能5つをご紹介します。
1. 案件単位で帳票を管理
boardでは各帳票は、帳票単位ではなく案件単位にて管理されます。そのため案件の作業フローが可視化され、どのような処理を次に行えば良いかが非常にわかりやすくミスの軽減にもつながります。
見積書や請求書など、内容が重複しがちな書類をコピーにて作成も可能なため、作業時間の短縮にもつながります。
2. 一括送付・送付状自動作成
boardでは様々なステータス管理や、メール・郵送の送付作業を一括にて処理することが可能です。チェックボックスにいれ、項目を選択するだけで良いので、通常よりも帳票の処理を素早く行うことができます。
また、送付状も自動作成されるため、帳票送付の作業時間を大幅に短縮でき、コスト削減にもつながります。
3. タスク通知機能
ユーザーがあらかじめ通知日(2営業日前など)を設定することで、未請求や未払いに関する通知がツールから行われます。
通知先はメールだけではなく、『Slack』『chatwork』への通知にも対応しており業務の漏れやミスを防ぎます。
4. 見込み予測機能
すでに確定している成果だけではなく、boardでは売り上げの見込み予測の作成も可能です。
案件は確定度別で管理できるため、信頼性の高い見込みが作成できるのも大きな特長の一つです。
5. アドオンで英語・外貨に対応
boardでは月額300円の有料アドオンを追加することにより、英語での帳票作成、また外貨(12種類)での案件管理が可能となります。
案件単位にて為替レートが指定でき、日本円に自動換算されるため、分析機能でも問題なく集計されます。
為替レートは、当日朝の為替レートを自動挿入したり、また任意のレートを設定することもできます。社内の固定レートの設定も、もちろん可能です。
対応している外貨の一覧は以下をご覧ください。
追加アドオン対応外貨 |
米ドル・ユーロ・英ポンド・中国元・香港ドル・ニュー台湾ドル・韓国ウォン・シンガポールドル・オーストラリアドル・インドネシアルピア・タイバーツ・カナダドル |
boardの基本データ
こちらの情報は調査時の2020年10月のデータとなります。内容が変更されている場合もありますので、必ず最新の情報は公式サイトで確認をしてください。
プラン別料金・特徴比較表
プラン名 | Personal | Basic | Standard | Premium |
初期費用 | 無料 |
|||
月額基本料金 | 980円/月 | 1,980円/月 | 3,980円/月 | 5,980円/月 |
プラン特徴 | ユーザー数1名まで 個人向けプラン |
ユーザー数3名まで Personalに追加機能 |
ユーザー数15名まで | ユーザー数50名まで |
無料期間 | 全てのプランを30日間トライアル可能 |
機能内容
対応帳簿 | Personal | Basic | Standard | Premium |
概算見積書 | × | × | × | × |
見積書 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
納品書 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
請求書 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
合計請求書 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
領収書 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
機能 | Personal | Basic | Standard | Premium |
顧客管理 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
商品管理 | ◯ |
◯ | ◯ | ◯ |
定期自動作成 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ロゴ・印章挿入 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
メール送付 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
郵送送付 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
サポート |
チャット |
board の評判と注意点
boardの大きな魅力の一つが、帳票を帳票単位ではなく案件単位で管理できることです。そのため案件管理の効率があがり、引継ぎや状況把握も非常にスムーズになります。
また請求書の定期自動作成にも対応しており、さらにタスク管理通知を利用することにより、請求の漏れや抜けを軽減することが可能です。
また、帳票のテンプレートも非常にデザイン性の良いスタイリッシュな物が用意されており、評価が高いものとなっています。
簡易的なSFA機能も兼ね備えており、売り上げの見込み予測や予算管理が行えることも特長であると言えるでしょう。
デメリットとしては、個人・中小企業に特化した見積り作成ツールであり、50名より多く社員がある企業や大企業では使用できないという点です。また1名用の個人プラン『Personal』を複数人で使用することは、規約違反となりますので絶対に行わないでください。
また一部の評価で、品目管理のカスタマイズ性に、やや難があるという口コミがあがっています。
メリット
- 帳票を案件単位で管理
- スタイリッシュなテンプレートデザイン
- 請求書の定期自動作成・タスク管理通知
- 簡易SFA機能搭載
デメリット
- 多くの社員を抱える企業・大企業には不向き
- 品目管理のカスタマイズ性に難あり
board のおすすめポイントのまとめ
board は個人・中小企業に特化し、SFA機能を兼ね備えた多機能で使いやすい見積り作成ツールです。
通常、SFAツールと見積り作成ツールを別契約することでコストが増大してしましますが、Board は個人・中小企業には十分ともいえるSFA機能を兼ね備えており、複合的ビジネスツールとして使用ができます。
価格も非常に抑えられており、30日間の無料トライアル期間も設けられているため、使用感を確認した上での契約が可能です。
有料の優秀なアドオンも多数用意されており、企業のスタイルにあわせてカスタマイズが可能な点も、おすすめできるポイントであると言えるでしょう。
*こちらは、筆者独自で調査した内容であるため、情報が最新でない場合や内容に差異がある場合がございます。正式な最新情報は公式サイトをご確認ください。